「うつ病の恋人に会えない…」
「だけどゲームはできているみたい…」
この記事はそんな方に向けて書いています。参考になれば。更新日.2021年1月12日
うつ病とゲームについて。
私はうつ病歴6年の28才、躁うつ病の嫁とのんびり暮らしている、デラさんと申します。
これを読んでいるあなたは「うつ病とゲーム」について悩んでいると思います。
この記事では「会えない理由」「ゲームはできる理由」について、うつ病の当事者の目線でお話していきましょう。
ちなみに、わたしはうつ病がひどかった時。ゲームは全くできませんでした。そんな気力もなかった…という感じですね。
また私は「うつ病恋愛アドバイザー」として活動をしており、うつ病についての相談を「約20件」受けた経験からシンプルに話していけると思います。
ゲームはできる理由から。
ゲームはできる理由
シンプルな結論から言えば、ゲームができているということは「回復し始めている」という状態であるといえるでしょう。
ですので、とても喜ばしいことでもあります。なぜなら、うつ病がひどい時は「無気力」でゲームをする気力もありませんから。
では、なぜ?
ゲームはできているのに、会うことはできないのか?そう疑問に思う方は多いと思います。
理由は「治療になるかorならないか」が大きな原因になります。わたしはうつ病についてを別記事で詳しく記載しているのですが、
「脳をいかに消耗させないか?」がうつ病の早期回復の絶対条件だと考えています。
つまり「何も考えない時間」をどれだけ作ることができるのか?「考えさせる時間」をどれだけ減らせるのか?
これらの時間が「会うこと」「ゲームすること」に関わってきます。
会えない理由
答えからお話してしまうと。
ゲームをする時間は「何も考えない時間」です。つまり、うつ病の症状を改善していくためには非常に「相性がいい」時間と言えるでしょう。
逆に「会う」ことは「考えさせる時間」です。つまり、うつ病の症状を改善していくには、削った方がいい時間といえます。
もっと具体的にお話します。
ゲームは「キャラクター」を操作したり「攻撃」するなどの「頭を使う」ことも多いですよね?
だったら、ゲームをすることも消耗につながるのでは?と考える人もいるのではないでしょうか?
鋭いご指摘です。
ですが、大きく違う点があります。それは「反射神経」を使って操作しているというところが「ゲーム」と「リアル」では違います。
コントローラーを操作したり、戦略を考えたりするのは「直感」で動いています。反射的に行動しているんですね。
熱いお湯を触れてしまうと、反射的に「手を離してしまう」これにとても近い現象だと考えています。
ですので、考えるといっても消耗していくことはなく。むしろ「心地よい疲れ」を感じることができるのです。
逆に、リアルな世界で「反射的に考えて動く」なんてことは全然しませんよね?仮にしていたとしても、それを長い時間は絶対にしないはずです。
ゲームは「反射的に考える」ことはあるけれど、基本は「何も考えていない状態」ということ。だから、相性が良く「治療を促進」していく効果があると考えています。
ですから「ゲームはできる」けど「会うことはできない」ということが起きてしまうわけです。
ゲームは許してあげて欲しい
いかがでしたでしょうか?
自分の存在は必要ないのか?と自信をなくさないでくださいね。
あなたも「インフルエンザ」などで「40度の高熱」が出ている時は1人で寝かせて欲しいと思うはずです。
なぜなら、話しかけられても、返答する元気もなく疲れてしまうからです。必要な時に助けて欲しいと思うはずです。
ですから、恋人の助けが欲しいという合図がきたら。その時はあなたの出番です。
それまでは、ゆっくり1人でゲームをさせてあげてください。ゲームができているということは治療が進んでいるということですから。